今治味紀行

郷土料理レシピ集

鯛の浜焼

昔、塩田が盛んであった今治地方の郷土料理。上品で濃厚な味を堪能できます。
製法はなかなか難しく、炭を使い遠火の強火で時間をかけて焼き上げます。

材料

(4人分)

鯛(1kg程度のもの) 1尾
1個
少々

作り方

  1. 鯛のうろこをとり、腹をあけ内臓をとり、水洗いします。
    よくふいた後、千枚通しで身をつき(つぼ抜き)、塩をしみこませやすくします。
  2. 塩をして(腹の中も)、3時間程度おきます。
  3. 金串をうち、尾を上げ加減にします。腹の中に卵を入れ、形をととのえます。
  4. 炭火を使い遠火の強火で焼きます。

来島の鯛

来島の鯛

昔から祝い事には鯛。(メデタイ)
高級魚ですが、捨てるところ無く食べることができます。

名前は明石の方が有名ですが、きれいな海で餌が豊富な来島海峡の急潮にもまれ、身の締まった来島の鯛のほうが美味しいと今治の人は思っています。

通年おいしいですが、特に1~3月が旬。
ただ、麦わら鯛といって、産卵が終わった5月頃は味が落ちますが、そのときは白子がおいしくいただけます。

魚の選び方

魚屋さんでは、色が鮮やかで指で押して弾力があり、目の澄んだものを選ぶのがポイント。
切り身は、表面がみずみずしく鮮明な色をしたものがよいでしょう。