今治味紀行

郷土料理レシピ集

根野菜と鯛の美味煮

繊維の多い根野菜と鯛を焚き合せたバランスのよい一品。

材料

1匹
根野菜 里いも 適量
かぶ 適量
人参 適量
玉ねぎ 適量
合わせだし 15カップ
味醂 1カップ
薄口醤油 1カップ
だしの素 大さじ2.5

作り方

  1. 鯛を三枚におろします。
  2. 鯛の身は適度な大きさに切り、沸騰したお湯にくぐらせ氷水で洗い、ぬめり、うろこ、よごれを落とします。
  3. 中骨を適度な大きさに切って、きつね色になるまで素焼きにしておきます。
  4. 里いもは、皮をむき、一度米のとぎ汁でゆでて水にさらします。
    かぶ、人参、玉ねぎは、皮をむいて同じ大きさに切っておきます。
    大きさがバラバラだと火の通りがバラバラになります。
  5. 大きめの鍋に合わせだしを入れ、鯛の身と素焼きにした中骨、根野菜を入れ、材料が煮えるまでことこと煮ます。
  6. 材料に火が通ったら、だし取り用として入れた素焼きの中骨を取り除いたあと、盛り合わせます。

来島の鯛

来島の鯛

昔から祝い事には鯛。(メデタイ)
高級魚ですが、捨てるところ無く食べることができます。

名前は明石の方が有名ですが、きれいな海で餌が豊富な来島海峡の急潮にもまれ、身の締まった来島の鯛のほうが美味しいと今治の人は思っています。

通年おいしいですが、特に1~3月が旬。
ただ、麦わら鯛といって、産卵が終わった5月頃は味が落ちますが、そのときは白子がおいしくいただけます。

魚の選び方

魚屋さんでは、色が鮮やかで指で押して弾力があり、目の澄んだものを選ぶのがポイント。
切り身は、表面がみずみずしく鮮明な色をしたものがよいでしょう。