今治味紀行

郷土料理レシピ集

鯛のあら炊き

鯛は高級魚ですが捨てるところのない魚です。
刺身をとったあとの鯛のあらをこってりと炊くとご飯にもお酒にも合います。

材料

(約1人分)

鯛のあら 1枚
ごぼう 1本
木の芽 適量
生姜 適量
200ml
砂糖 大さじ1
200ml
濃口醤油 大さじ3

作り方動画

作り方

  1. 鯛のあらを沸騰したお湯にくぐらせて氷水でしめます。
  2. ウロコや血を除きながらキレイに洗います。
    流水でウロコや血を取り除くとさらに美味しく仕上がります。
  3. ごぼうは洗い、斜めに切りいったん水につけてざるにあげます。
  4. 鍋に鯛のあらとごぼうを並べお酒(200ml)と水(200ml)を入れます。
  5. 落し蓋をして沸騰させます。
  6. 沸騰後、砂糖(大さじ1)・濃口醤油(大さじ3)を入れ、再び落し蓋をします。
    味が濃くなるので、煮詰めすぎに注意してください。
  7. 沸騰したら中火にして、千切りにした生姜を入れ、煮汁をあらの上にかけながら煮詰めます。
  8. 汁けがなくなってきたら火を止め、お皿に盛り付けてください。
  9. 最後に木の芽をあしらえば出来上がりです。

来島の鯛

来島の鯛

昔から祝い事には鯛。(メデタイ)
高級魚ですが、捨てるところ無く食べることができます。

名前は明石の方が有名ですが、きれいな海で餌が豊富な来島海峡の急潮にもまれ、身の締まった来島の鯛のほうが美味しいと今治の人は思っています。

通年おいしいですが、特に1~3月が旬。
ただ、麦わら鯛といって、産卵が終わった5月頃は味が落ちますが、そのときは白子がおいしくいただけます。

魚の選び方

魚屋さんでは、色が鮮やかで指で押して弾力があり、目の澄んだものを選ぶのがポイント。
切り身は、表面がみずみずしく鮮明な色をしたものがよいでしょう。