今治味紀行

郷土料理レシピ集

鯛の水軍鍋(味噌仕立て)

鯛に焼き色を付けることで香ばしさが生まれます。

材料

(約6人分)

鯛上身切り身 30g×12切れ
そうめん 3束
海老 1匹
万能ねぎ 小束
出し汁 5カップ(900cc)
田舎味噌 90g
化学調味料 少々

作り方動画

作り方

  1. 1kgくらいの鯛を水洗いして三枚におろし、血合の小骨を取って短冊に取り、30gくらいの小口切りにします。
    ※魚の水洗いとは、うろこ、えら、内臓を取り去って水道水できれいに洗うことをいいます。
  2. (1)にうす塩をして焼きます。
  3. 鍋に湯を沸かして、刺し水をしながらそうめんを茹でておきます。
  4. 出し汁を鍋に入れて火にかけ、味噌を溶き入れ調味料を少々入れて味を整え、(2)と(3)を入れて沸かし、魚に火が通ればできあがり。
  5. 汁椀に注ぎ、万能ねぎを刻み椀にちらします。

来島の鯛

来島の鯛

昔から祝い事には鯛。(メデタイ)
高級魚ですが、捨てるところ無く食べることができます。

名前は明石の方が有名ですが、きれいな海で餌が豊富な来島海峡の急潮にもまれ、身の締まった来島の鯛のほうが美味しいと今治の人は思っています。

通年おいしいですが、特に1~3月が旬。
ただ、麦わら鯛といって、産卵が終わった5月頃は味が落ちますが、そのときは白子がおいしくいただけます。

魚の選び方

魚屋さんでは、色が鮮やかで指で押して弾力があり、目の澄んだものを選ぶのがポイント。
切り身は、表面がみずみずしく鮮明な色をしたものがよいでしょう。