今治味紀行

郷土料理レシピ集

鯛ざんき

今治名物「せんざんき」にちなみ地元では「鯛ざんき」と呼ばれる、切り身を無駄なく使った一品です。

材料

(約5人分)

鯛の切身 500g
25g~30g×25切
さつまいも 適量
れんこん 適量
ししとう 5本
片栗粉 適量
1個
薄口しょうゆ 小さじ5
大さじ5
しょうが汁 少々
抹茶〔粉末〕 少々
小さじ3
サラダ油 揚げ用

作り方動画

作り方

  1. つけあわせにするさつまいもとれんこんを輪切り、ししとうは穴を開けます。
  2. 鯛はうろこ、内臓をとり、処理の最後に洗います。処理済みの鯛を使用すると調理がスムーズです。
  3. 鯛の切身を一口大に切ります。
  4. 一口大に切った鯛の切り身を、薄口しょうゆ・酒・しょうが汁に漬け込み10~20分おきます。
  5. 卵をとき、味付けをした鯛に混ぜて、片栗粉をまぶします。
  6. つけあわせの野菜に片栗粉をまぶします。
  7. サラダ油を180度にし、つけあわせの野菜、たいざんきの順番に揚げます。
    つけあわせの野菜は1~2分程度、たいざんきはきつね色になり浮いてきたら出来上がりです。
  8. 揚がったら油切りします。
  9. 油切りが終わったら盛り付け、抹茶と塩を混ぜ合わせ抹茶塩を作り添えます。

来島の鯛

来島の鯛

昔から祝い事には鯛。(メデタイ)
高級魚ですが、捨てるところ無く食べることができます。

名前は明石の方が有名ですが、きれいな海で餌が豊富な来島海峡の急潮にもまれ、身の締まった来島の鯛のほうが美味しいと今治の人は思っています。

通年おいしいですが、特に1~3月が旬。
ただ、麦わら鯛といって、産卵が終わった5月頃は味が落ちますが、そのときは白子がおいしくいただけます。

魚の選び方

魚屋さんでは、色が鮮やかで指で押して弾力があり、目の澄んだものを選ぶのがポイント。
切り身は、表面がみずみずしく鮮明な色をしたものがよいでしょう。